コンサート前 – blog – Junko Takei , Klavierstunde

なちゅら: 音響として考えられた、天井の木の組み方、形状。
響きを作るそうです。
舞台から客席まで、続いています。

客席の場所によって聴こえ方は違うのかな。

画像の説明

子供の頃、何時間毎日頑張っても、弾けなかった私が舞台に立てているのは、奇跡的だなあと。
昨日は、弾いていて思いました。

学生の頃教えて頂いた先生方からは、多くのことを学びましたが、先生から離れると、何一つ自信を持って創れない、私でした。

紆余曲折、
ようやく(優しい音で、自分の音楽として綺麗に弾けるかも、しれない)と思えて、手も動き始めたのが、25歳過ぎていたな。遅かったです。遅すぎです。

小学生の頃、周りには天才的な子が多くいましたが、、(説明すると長くなるので(>_<))凄いなあと見ていたことも。
少し努力すれば、普通の10倍くらいの成果の上がる子。

そういった世界とは、ずっと無縁でした。

こうやって、今弾き続けていられること。
弾くことで、学び続けていられること。

感謝して、音を出せますように。


今日明日、仙人のように、誰とも喋らず(._.)山籠もりしたい気分ですが、今週末にコンクールを控えている生徒さんもいらして、そうもいきません。

他のコンクールの課題も出て、教材集めと生徒さんへのお知らせとで、すったもんだしていた数日です。忙しかった、です。(時間掛かります)
課題は与えたので、あとは、エントリーは自分の意志で決めて、頑張って譜読みしてもらうのみ。

例え課題を弾かなくても、「知る」だけでも大きな勉強。
そこから興味が広がるも、自分は弾かないから関係ないと思うも…どちらもありですが(・・;)

課題一覧表を眺めてでも、何か感じてもらえたら嬉しいなと思います。

生徒さんたちからは、「あ、これなら自分で弾ける。一人でも、練習すれば弾ける」
と言ってもらえるので、ありがたい。
自分で音の意味が分かって、課題に直ぐに取り掛かれるのは昨年と比べて大きな成長です。

音楽の世界、学年が上がる毎に難しくなるので、生徒さんを見ていて「来年は課題を弾くのは…大変かな」と思っていても、
きちんと、秋から冬に半年教材を進め照準を合わせていると、そのレベルに到達している。

意識か無意識か分かりませんが、目標や意図は大切だなと感じます。


比べるとしたら過去の自分とだけ。

「他の人、周りのレベル」と、「自分」を比べても。学習の本当のモチベーションは生まれない、そういったお話も聞いたところです。

本質は忘れないように。。。と思います。