2011-09-22

  • アムステルダム

アムステルダムにある「アンネ・フランクの家」、アンネの記念館を思い出しました。

狭い階段をのぼると、からくり屋敷のように本棚を回転させた先が別の通路に通じていて。

音を立てずに過ごした部屋、窓から僅かに見える濃い青の高い空。
乾いた空気に響く教会の鐘の音。

記念館にある当時の写真には真っ直ぐ見ることの出来ない凄惨なものも含まれています。「何故こういうことが起こるのだろう」という疑問だけが強く残りました。

もう一歩海を渡れば命が助かった人がいた、という歴史の記述に、大きな力に飲み込まれて犠牲になる人の立ち位置は、今も昔も同じなのではないかなと。
実際イギリスに命からがら渡った方の声を本で読んだ時には、その生死の境目を重く感じたのを思い出します。

よく言われますが、表層は変わっても。
人の生き方や悩みも辿れば同じところに行き着くのかもしれません。