2011-06-02

  • オーケストラのおと

7月にステージのある、合唱の伴奏のお仕事を頂きました。
演奏する曲の中に原曲オーケストラのピアノへの編曲もあるので、楽譜とにらめっこしながら聴く毎日です。

オーケストラをコンサートでというと..チケットが高価だったり、中々機会を見つけるのが難しいのですが。

ドイツにいるときは30過ぎても学生であればとても安い学生券で入れる地域があり、(これも州ごとに違いました・・60過ぎても学生籍があれば学生券買えるという地域。28以下という規定がある地域など)かなり多く聞く事ができました。

ある印象的だったのは、ブラームスのシンフォニーを前から2番目の列の真ん中で聞いたとき。学生席は余った席なので^^;時には聞きづらいところになってしまいます。
ステージから近すぎて「これはコンサート終わるまで持たないかなあ」と心配していたのですが。

聴く音が割れると思いきや、割れないのです。
弦の厚いうねりに飲み込まれて、響きと響きの間の休符の空間にも吸い込まれて。
指揮者の意図が手に取るように分かる迫力に呆然としていました。

隣も見ず知らずの学生。
「この席はちょっと厳しいよね」などと開演前に話をしていたのですが、帰らず後ろの立ち見にも行かず、私も彼女も2時間半その席で聞き続けました。

ピアノを弾いていることって何だろうと、原点のようなオーケストラの音を聞くと、形は簡単には変わらないにせよ意識が軸に戻るような。
そんな気がします。