2009-11-02

  • 伝えられる文化、と考えたこと

先日、紅葉のことを書きましたが・・今日は長野は昼過ぎから冷え込み雨が降りました。
夕方・・屋根に雪をのせて走る車を見ました。
こちらでも雨が雪に変わってきています。

先日、「日本のわざ(技)と美」の展覧会について書こうと思いつつ、遅くなってしまいました。
(信濃美術館では新しい催しが始まっています。)

「日本のわざと美」では、昔からの日本の技術などを伝えている、重要無形文化財の工芸技術が一同に集まりました。

昭和30年代ごろから平成までの文化庁や東京国立近代美術館所蔵のものなど、各地の美術館博物館、所蔵団体からの出品でした。
織物で言えば糸を手作業でつくることから始める、今の社会の中では気の遠くなるような技術、製法を守ってくれる人がいるのだなあ、と製法過程のパネルを見て感じました。

陶芸、染織、漆芸、手漉和紙などが展示されていて、現代に日本独特の形として見出されるものの原型を見ることができました。(あの花瓶のルーツはここなのね・・と分類を見ながら考えたり・・)

ひとつひとつの作品の工程はとても長く複雑で私では書ききれるものではないのですが、人間が本来手で作ってきたその時間の流れが、現在は様々な工業技術で短縮されあふれるところになっているのだな、と感じます。

また、小学校の頃、酒井田柿右衛門の伝記を何回も読んだのですが・・(ヨーロッパの磁器にも影響を与えたそうです)当代の十四代酒井田柿右衛門の作品を見ることができたのは中でも印象に残っています。


ヨーロッパでも、産業革命によってスピードや生活が激変し、考え方も前後では大きく異なると教わったことがあります。
その時代の流れを知ることも、西洋音楽を学ぶ上で大切であると。

日本での伝えられている文化を見ることによって、少しですが・・その意味が肌で理解できたような気がしています。